地域と連携したキャリア教育事例 vol.3

よこすかキャリア教育推進事業

~商工会議所が中学校と協力して体系的なキャリア教育プログラムを作り、地域で活躍する人材を育成する

商工会議所が職場体験の企業を紹介することはよくありますが、横須賀市では商工会議所が主体となって、中学生のキャリア教育プログラムを作成、実施しています。


「よこすかキャリア教育推進事業プロジェクト」として、横須賀商工会議所が事務局を担い、横須賀市教育委員会、横須賀市(都市政策研究所)の3者で連携、推進しています。

よこすかキャリア教育推進事業 推進組織図
http://www.yokosukacareer.com/gaiyo/soshiki/より転載

実施されているプログラムは、企業参加型でありながら単なる職業体験でなく、その前後に様々な教科学習を巻き込んだ体系的な活動が準備されており、プログラムを通して子ども達の職業観・勤労観とともに地域への愛着心を育んでいます。平成20 年の事業開始時の参加校は市内の公立中学2校でしたが、平成25 年度は市内全23校で実施しています。


また、横須賀では、「我が街で働く大人は、みんな子どもたちの先生」として、企業の若手社員等がマイタウンティーチャー(MTT)としてプログラムに参加。学校に派遣されるMTT 自身にも、「自分自身の働き方について見直すことになる」という気づきがあるとされています。


さらに、年に一度「交流会」として、企業から学校に派遣されるMTT と学校の先生等とが意見交換する場を設定し、参加した企業人相互の交流と教師との関係構築を促しています。


「よこすかキャリア教育推進事業」は、平成22年度の「キャリア教育優良教育委員会」(文部科学省)、第1回キャリア教育アワード(経済産業省)準グランプリ、「第1回キャリア教育推進連携表彰」最優秀賞(文部科学省・経済産業省)など数々の表彰を受けています。

 

【関連サイト】
よこすかキャリア教育推進事業HP
http://www.yokosukacareer.com/

 

【詳しくはこちら】
経済産業省平成24年度総合調査研究「キャリア教育の内容の充実と普及に関する調査」 (委託先:株式会社浜銀総合研究所)
・実践事例集(PDF形式:1.63MB)より → こちらから

・報告書(ヒアリング調査)(PDF形式:7.54MB)より → こちらから
 

 

運営:リベルタス・コンサルティング

 (協力:河合塾)

 

 

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