沖縄県では、県内の若者の失業率や無業率、早期離職率が全国でも高い水準にあります。そこで県の商工労働部が中心となり、学校企業・家庭などと連携して若者の就業意識の向上を図るため、平成23年7月に「沖縄県キャリア教育・職業教育等推進のための研究協議会」を設置し、今後の沖縄県におけるキャリア教育・職業教育の在り方について議論を行いました。
また、キャリア教育に関しては、商工労働部において「沖縄型ジョブシャドウイング事業」(沖縄型産学官・地域連携グッジョブ事業)を実施しています。この事業は、小学生から大学生が、協力事業所を訪問し、仕事を見せる人(メンター)の協力を得ながら、仕事に取り組む姿勢や職場での様子を観察するものです。
商工労働部は、「沖縄型ジョブシャドウイング事業」を「グッジョブおきなわ推進事業局」へ委託して実施しています。「グッジョブおきなわ推進事業局」は、沖縄県内の各地域に設置された「拠点地区連携協議会」が、効果的にジョブシャドウイング事業を実施できるように、協議会の運営支援や協議会に配置されたコーディネーターの育成・指導を行っています。また、「拠点地区連携協議会」には、商工会議所など地域の経済団体が構成メンバーとして含まれ、会員企業などに対して受け入れ先の依頼をします。このように、県全体の産学官・地域の連携体制のもと、子どもや若者の就業意識の向上を目指しています。
【平成24年度組織体制】
出典)沖縄型産学官・地域連携グッジョブ事業「沖縄型ジョブシャドウイング事業」実施報告書
【関連サイト】
グッジョブおきなわ推進事業HP
http://goodjoboki.com/
沖縄県商工労働部雇用政策課HP
http://www.pref.okinawa.jp/site/shoko/koyo/
【詳しくはこちら】
経済産業省平成24年度総合調査研究「キャリア教育の内容の充実と普及に関する調査」 (委託先:株式会社浜銀総合研究所)
・実践事例集(PDF形式:1.63MB)より → こちらから
・報告書(ヒアリング調査)(PDF形式:7.54MB)より → こちらから