特集・地域と連携するキャリア教育

よこすか働き人vol.8

何でもいいから好きな事を見つけてほしい

武田哲男さん

㈲原田運送  入社13年


好きだから長くやっていられるんだろうね

 

ドライバー歴は30年を越え、もう定年を過ぎる年だけど、定年前と変わらぬ待遇で働く事ができる。好きな仕事が続けられることは嬉しいし、ありがたいですね。

 

以前勤めていた会社が倒産し、「どうしよう」という時に、今の社長から、「うちへ来てくれよ」と誘ってもらって13年目になりました。

 

荷物の大小にかかわらず、預かった荷物を安全に届けるのが僕の使命だけど、無事に届け終え、「お疲れ様でした」と笑顔で言ってもらえた時は、こちらも自然と力が入り、「ありがとうございました」と素直に頭が下がります。「この仕事をやってて良かったな」と思う瞬間。働く活力になります。

 

今まで、自分の仕事を「辛い」なんて思っことはないですね。守るものがあるし、「この仕事で、家族を養う」という責任と誇り。それと、何より自分が好きな仕事だから、長くやっていられるんだろうと思うね。

 

 

今はケーキ屋さんの事をパティシエって呼ぶんだね

 

子ども達と話していたら、将来の仕事はパティシエになりたいって子がいた。「パティシエって何?」と思ったら、ケーキ屋さんのことなんだね。

 

職場体験先のケーキ屋さんで生クリームの作り方を教わったけど、硬かったり、軟らかすぎたり思うように作れなくて、家へ帰って再度挑戦するほどはまってしまったらしい。

 

僕の孫ぐらいの世代の子ども達に会って話していると、夢を持っている子はあまりいないように思った。昔の自分達より積極的な子は少ないし、冒険心も感じられないように思います。「時代のせいだ」って言ってしまうのは簡単だけど、世の中に物がありすぎて、簡単に手に入ってしまうから、「自分で考えて動く」という場面が少なくなってしまった。社会が便利になったからといって、与えすぎるっていうのは「子どもの教育」には良くないんだとしみじみ思います。

 

ケーキ屋さんへ職場体験に行った彼女のように、自分で苦労した事は、良い経験になるんだと思う。そういう経験をいろんな事に生かして欲しいですね。

 

 

でっかい夢を持ってもらいたい

 

カッコいい人に憧れていた僕らの時代の夢は、分かりやすかった。僕はパイロットになりたかったけど、現実を知ったら、夢なんて簡単に破れちゃったね。結局、車の操縦士になったけど、カッコいい大人になりたいのは間違いなかった。

 

とにかく子どもの頃には、「でっかい夢」を持って欲しいな。大人たちにも、子どもが本来持っている発想力や創造力を引き出す教育をして欲しいと思います。

 

今は「夢」を持ちにくい世の中だから、子ども達が本当にやりたいことをテーマに話しをさせて、実際にやらせてあげる。「自分がやりたい事」つまりそれが「夢」なんだと思う。その目標はどうしたら叶えられるのか、考えさせ、実行させて欲しい。

 

 

何でもいいから好きなことを見つけて欲しい

 

僕は田舎育ちだから、地元で仕事がない時期は両親が出稼ぎで、僕ら兄妹3人を育ててくれました。その間、親代わりは近所にたくさんいて、昔は地域のみんなで、子どもを育ててくれたもんです。自分達も、お金のありがたみは解っていたから、親が稼いでくれた大切なお金を、工夫して使っていました。

 

昔は「働く」ってことがもう少し身近だった。親を手伝うのは当たり前だし、親の働く姿を見て、自然と仕事を覚えていけた。「生きる」ってことを教わることができたんだよね。今は、仕事を自然に覚える機会が少ないんだな。親の働く姿を見る場面がないんだもんね。

 

だから、子ども達には、何でもいいから、「好きなこと」を見つけて欲しい。好きなことなら、上手くなろうとがんばれるだろうし、向上心が人を成長させる。

 

仕事も同じ。向上心はあって初めてお客様に納得してもらえる仕事が出来る。

 

失敗したって、何度でも挑戦してみたらいい。いくらだってやり直しがきく。若いんだから。

 

人の想いを運び、幸せを運び、未来を運ぶ
人の想いを運び、幸せを運び、未来を運ぶ

参加させて見えてきた 新たな一面に

代表取締役 原田 周二さん


その昔、ドライバーは花形職業でした。現在は車離れや、辛い仕事のイメージが根強いためか、ドライバーになろうとする若者が少なくなっているのが現状です。


今は、子ども達に仕事の興味を持たせる教えが必要で、それを作ろうとしたキャリア教育推進事業は、すばらしいところに目を付けたと思います。どうやって教育すれば、子ども達が生き生きするのか?個人をレベルアップしていけるのか?そのためには、社会貢献のことや道徳を具体的に解りやすくするように、教える大人も勉強していく必要があると思いますね。


苦労をせずにやろうとすることは、長続きせずに、墓穴を掘ってしまします。コツコツ積み上げたものが、お客様につながっている、武田のようにキッチリとした人材が少なくなりつつあります。MTTには、仕事に熱意を持った社員を参加させています。


地域のつながり、人のつながりがもっともっと必要になるんだということを後世に伝えていく。真面目に働いている人が報われる社会であって欲しい。


その、将来を担う若者を育てる役目を果たせる協力は、惜しまないつもりです。

有限会社 原田運送      ※2011年度MTT派遣回数 6回

神奈川県横須賀市長井1-17-4

℡.046-856-4650 Fax.046-856-7093

御殿場営業所 静岡県御殿場市川島田1038

E-Mail:info@harada-unsou.com

設 立 昭和33年9月

営業時間 平日9:00~18:00 土・日休業

事業内容 自動車部品混載の定期便チャーター便、ビール清涼飲料水等の輸送、市場への生鮮野菜等の輸送ボート、ヨット輸送、海上コンテナの輸送、レンタルスペース

他にエコ活動の取り組み、天ぷら油廃油燃料車を所有。横須賀市を中心に買い取りを実施しています。

 

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