第6回キャリア教育アワード

<中小企業の部>

<優秀賞> 一般社団法人アルバ・エデュ

<優秀賞> 公益社団法人日本ストリートダンススタジオ協会

<奨励賞> 一般社団法人中国地域ニュービジネス協議会

<奨励賞> 京都商工会議所 環境・エネルギー特別委員会 

 

一般社団法人キャリア教育支援協会 

株式会社 Good Try JAPAN 

こどもエネルギーサミット実行委員会

NPO法人スマイルスタイル 

一般社団法人ドリームマップ普及協会

特定非営利活動法人 natural science

一般社団法人日本ゆめ教育協会 

富士商工会議所青年部、富士市立高等学校

一般社団法人 Future Skills Project 研究会 

冒険王株式会社(求人情報誌ジェイウォーム) 

松山商工会議所青年部 

夢育塾(むいくじゅく)

リエゾン・デートル 

【優秀賞 (中小企業の部)】

一般社団法人アルバ・エデュ 

■プログラム名

子どもたちに世界に伝わる「発言力」を ~Why not speak up?~

 

■活動の内容(概要)

夏休み特別企画イベント「おとなもこどももいっぱい話そ う!ワールドカフェ@スウェーデン大使館」での集合写真
夏休み特別企画イベント「おとなもこどももいっぱい話そ う!ワールドカフェ@スウェーデン大使館」での集合写真

自分の意見や考えを堂々・ハキハキと論理的に表現・伝達する力を「発言力」として、人が国際社会で活動し貢献していく上で欠かせない力であるとの認識のもと、2014年に活動を開始。ビジネスの現場など、グローバル社会の中において、現状、日本人の「発言力」が殊に弱く感じられる一方、既存の教育制度の枠組みでこの力を強化していくには限界があるとの考えから、企業法人向けに情報発信のアドバイザリーを行ってきたメソッドを応用して、プログラムを実施。

 

「発言力」の強化には、基本的なアウトプットに要するプレゼンの基本スキルのみならず、根本となる対話力、論理的に物事を整理する思考力、自己洞察や異文化・多様性への理解を通じたアイデンティティーの確立、声や身体や資料のビジュアルデザインを使った表現力といった各種要素が欠かせないことから、伝えることの大切さを共有した上で、これら各要素を強化するプログラムを盛り込みつつ、最終的なアウトプットである「発表」や「プレゼンテーション」をする場を多く経験してもらえるよう、取り組んでいる。

 

2014年夏以来、幼稚園・小中学校・大学に赴く出前授業、教員や保護者向けセミナー、小学生を中心に未就学児から大学生まで各成長段階に応じたワークショップの開催などを通じて、これらの活動理念の実現に邁進。また、家庭や地域社会における対話を促進するイベントを開催し、発言する上での基本となる力である対話力の向上も図っている。

 

写真上:夏休み特別企画イベント「おとなもこどももいっぱい話そ う!ワールドカフェ@スウェーデン大使館」での集合写真。

スウェーデン大使館広報担当からスウェーデンのお国事情についての話の後、未就学児(年長)から大人までの総勢100名弱で、感じたこと、日本との相違、日本が採用したほうが良い部分等について対話をした。自分のことを知らない幅広い年齢層に対して、自分の意見を述べ、理解してもらうという力を伸ばす点に注力。

 

写真右:文京区立関口台町小学校での出前授業

国語の「プレゼンテーション」の単元で、児童たち自身が授業内にプレゼンテーションをする予定にあることを受け、その準備のために、出前授業を実施したときの様子。「伝えることの大切さ」を話した後、実際のプレゼンテーションの様子を見せ、その上で、気を付けるべき点をそれぞれに考えてもらった。写真は、伝わるプレゼンには不可欠な発声を練習している場面。

 

■審査委員からの評価コメント

○ 「発言力」に焦点を当てつつグローバルな視点からプログラムを構築している点、未就学児から大学生までの 多様な対象に対してそれぞれの学校等のニーズに応じて柔軟に対応している点、大使館を含む多様な機関・組 織との連携がなされている点など、総合的に見て高く評価できる。

○ 日本人が苦手な「話す力」を身につけさせる優れた取り組みで、未就学児から大学生まで幅広い年代の若者を 対象としている。2014 年にスタートし今年度大きな発展を見せている。 

【優秀賞 (中小企業の部)】

公益社団法人日本ストリートダンススタジオ協会(NSSA) 

■プログラム名

校歌を通じて地元を学び、クラスが一つにまとまるキャリア教育 「ダンス アドベンチャー」

 

■活動の内容(概要)

寝屋川市立第十中学校
寝屋川市立第十中学校

「ダンスアドベンチャー」は小学3年生から高校1年生を対象に、ダンスを活用してチームの仲間と一緒に与えられたミッションに挑戦して、校歌に隠された謎を解決してゆくプログラム。真っ暗な体育館に集められた児童生徒は、未来からの使者「メモリー」からミッションを受け取り、これらをクリアし未来の子供たちを救う、という設定のもとダンスアドベンチャーはスタートする。

 

ミッションは5つからなり、(1)音楽(音楽のすばらしさを知る)、(2)地元調査(校歌の歌詞に隠された地元の歴史や産業、文化を知る)、(3)ダンス練習(校歌で踊る。地元の歴史や産業、文化を身体で表現)、(4)ダンス発表会、(5)全体の振り返り(新聞作り)という流れとなっている。実施にあたっては、音楽プロダクション会社や新聞社、元校長、図書館の館長、世界で活躍する一流のダンサーやゲーム制作会社がミッションをサポートする「マスター」として協力している。

 

ダンスアドベンチャーは最初から最後までチーム単位で活動をし、6日間12時間(標準の場合)のプログラムの中で、児童生徒は互いにぶつかり合い、悩みながらミッションをクリアし、ダンス発表会を成し遂げることで、コミュニケーション力、表現力、想像力とともに、チームでの協調性、発言力、伝える力、聞く力を育んでいく。

 

プログラムの普及に向けて、実施に必要な情報を網羅したマニュアルを作成し、先生だけでもプログラムの実施が進められる体制を構築。また、先生向けのダンスアドベンチャー研修会を実施し、全国各地でダンスアドベンチャーが実施できる体制づくりに取り組んでいる。

 

写真上:寝屋川市立第十中学校では、寝屋川市の元小学校校長が「リサーチマスター」として登壇し、寝屋川という地名について、「寝屋川の地名は『寝家』から来ている。昔このあたりは狩り場で、狩人がここで寝泊りをするための家がたくさんありました。寝る家があるところ→寝家→寝屋川となりました」という話をした。この後、リサーチマスターの話をもとに、地元を表現するダンスの振り付けを考えていく。

 

写真右:地元調査でリサーチマスターから聞いた地元について、オリジナル振り付けで表現するために話し合っているところ。ここから、実際に身体を動かしながらダンスで表現していく。

※タスキをつけている児童はダンス担当。チームの意見をまとめ、振付を決めていく。

■審査委員からの評価コメント

○ ダンスや音楽を通して、地域社会や生き方等を表現していくことは、全身を駆使し楽しみながら自己表現を深めることになる。各発達段階の子供たちに受け入れやすく、保健体育科の授業のおけるダンス指導と必然的につながり、教科・キャリア双方のねらいをシンプルに達成できる。

○ 体育における「ダンス必修化」により学校現場でのニーズが高まっている領域に特化した取組である点、「校歌」に着眼したオリジナリティ、参加する児童生徒の得意・不得意に応じた役割を与えている点、教員負担の軽減化及び学校による「自立化」の双方に配慮がみられる点などが評価できる。 

【奨励賞 (中小企業の部)】

一般社団法人中国地域ニュービジネス協議会  

■プログラム名

「魅力発信グランプリ 2015」 

(1)「就活眼を育てよう!企業の見方・見つけ方セミナー」 (2)「チームによるエントリー」 (3)「事前講習会」 (4)「企業への訪問取材」 (5)「情報交換会」 (6)「魅力発信レポート作成」 (7)「魅力発信グランプリ」 (8)「参加学生へのフィードバック」 (9)「魅力発信グランプリ Web サイト公開」

 

■活動の内容(概要)

企業取材 安田女子大学3 年
企業取材 安田女子大学3 年

当プログラムは学生が2~4人でチームを作り、夏期休暇期間中の2~3日間地域 企業を訪問し、経営者や従業員のインタビュー、施設、事業内容の取材を通して、学生が感じた「企業の魅力」を学生目線で同年代の学生たちにプレゼンする取り組み。 

 

取材企業は抽選で決まるため、「最初は興味のない業種や企業でも、自分が直接取材して詳しく知ると興味が湧いてくる」ことを学生が体験する機会となる。取材を通して、地域中小企業ならではの業務にやりがいを見つけ、さらに就活時の視野を拡大することを目的としている。学生の主体性を重視するため、企業訪問のアポ取りからプレゼン発表まで、学生がすべてプランを考え、自主的・能動的に行動するのが特徴。   

 

中国5県の大学と連携し、キャリア教育等の授業で「企業の見方・見つけ方」を伝えるセミナー実施。「働くとは何か」「企業を知ると意識が変わる」ことをセミナーで学んだ後、地域中小企業に興味を持った学生が当プログラムにエントリーする。企業訪問前には、取材時に必要なビジネスマナーや TV番組プロデューサーによる企業取材ノウハウを学ぶ講習会を行ない、学生のスキルアップも支援している。 

 

取材終了後は情報交換会にて、取材訪問の前後で企業の見方にどのような変化があったかを学生間で意見交換し、就活時の企業選択の要素として「自分にとって何が大切か」を改めて考える場を提供。作成したプレゼン内容は、取材対象企業の採用資料としても役立っている。

 

写真上:企業取材

安田女子大学 3 年の学生が企業を取材訪問。取材先の決定は抽選となっており、くじを引いた学生があたったのは、㈱宇根鉄工所。女子学生には関心が薄い業種であったが、社長や社員へのインタビューを通じて、製品への想いや社長の経営理念などを知り、どんどん興味を持つようになっていった。

 

写真右:魅力発信グランプリ発表風景

企業取材を終えた学生チームは、企業の魅力をパワーポイントの資料(8分間)にまとめ、学生と企業の前でプレゼンテーションを行い、最優秀賞優秀賞、審査員特別賞を競う。審査中の時間は、各大学の参加者をグループ分けし、訪問した企業の感想やこれからの就活についてディスカッションした。  

■審査委員からの評価コメント

○ セミナーや訪問取材等を通じて、地域の中小企業の魅力発信を行い、学生が就業観や勤労観を見つめ直し、就職における学生の視野拡大に資する取り組みとなっている。

○ 学生が「企業訪問~企業調査~発信」というアクティブ・ラーニングを行うことで、キャリア教育の求める社会人基礎力とともに基礎的・汎用的能力を主体的・能動的に養うことができる。就職活動というひとつの進路選択・決定を前に、働くことの意義を考える学びのステージとなる。 

【奨励賞 (中小企業の部)】

京都商工会議所 環境・エネルギー特別委員会  

■プログラム名

小学生への環境学習事業 

 

■活動の内容(概要)

【水のお話】
【水のお話】

「京都議定書」採択の地である京都の子どもたちに、京都企業の環境技術や環境への取組みを広く紹介することで、児童の「科学する心」や「ものづくりする心」を養い、環境問題への意識付けを行うとともに、地元企業への関心を深めることを目的として、環境学習事業を実施している。平成14年度より会員企業および京都市教育委 員会の協力のもと実施し、これまで延べ677校、49,732人が参加している。

 

平成27年度は、25の企業・団体が「水の話」や「太陽光発電」など、それぞれ の強みを活かした身近なものをテーマに設定し、小学校3年から6年生を対象にした 合計36のプログラムにより各企業の担当者が小学校へ出向いて授業を行っている。

 

授業は「総合的な学習の時間」の一環として実施し、事前に企業の担当者と小学校の教諭が学習目標や授業内容をすりあわせ、各年次やクラスに応じたプログラムを作成している。座学と併せて実際に企業で使用している機械・器具等を使用してグループごとに実験を行い、児童が自ら体験することで思考力や探求心を育むとともに、適所に映像や質問、クイズを取り入れ興味・関心が一層高まるよう工夫している。また、実験を行う際には、企業の担当者が各グループへアドバイスを行い、児童同士や企業 の担当者、先生とのコミュニケーションを取るとともに、実際に環境問題やものづくり等に携わっている体験から、苦労した点、嬉しかった点などを伝えることで、働くことへの興味や仕事を身近に感じるきっかけになるように努めている。

 

写真上:【水のお話】

株式会社島津製作所  身の回りの水環境を学習するとともに、水の汚れをパックテストや分光光度計を使って実験をおこない、水の大切さや生き物、人とのつながりを理解し、水を汚さないために自分達が出来ることを探る授業を行った。写真は、グループごとに「工場」「田んぼ」「家庭」の水の汚れの違いを調べる実験を行っているところ。 

 

写真右:【太陽光発電と蓄電池の役割~太陽光から電気を作ろう】

株式会社GSユアサクリーンエネルギー源としての太陽光発電について学習する授業。地球温暖化や太陽電池と電気が起きる仕組みについて学習するとともに、太陽電池で小型ファンを廻す実験や蓄電池と組み合わせた実験を行った。写真は、太陽電池の傾き方・向きでどう変わるのかを探る実験の説明を行っているところ。 

■審査委員からの評価コメント

○ 小学生に対して、水や太陽光発電などわかりやすいテーマで、環境技術を有する企業担当者が企業で使用している機材を使って、実験を行い、体験させることにより、環境への取組みが社会に役立っていることや働く人の生の声を聞くことで働きがいを理解でき、職業の理解や興味を持たせることができる。

○ 「京都議定書」の採択の地である京都で、2002年から、実際に環境問題やものづくりに関わっている企業の方の授業や実験を通して、初等教育の早い段階から、働くことの意義やものづくりに対する興味や関心を引 き出し、将来のものづくり人材育成に注力している。 

(中小企業の部)

一般社団法人キャリア教育支援協会  

■プログラム名

未来クエスト(大学生編、社会人編) 

分野(学部・学科)ガイダンス(主に高校 1・2 年生対象) 

模擬授業(主に高校 2 年生対象) 

学校別ガイダンス(主に高校 2・3 年生対象)

 

■活動の内容(概要)

経済状況の不安定さや職業・雇用形態の多様化といった時代の流れの中、高校生や大学生が卒業後、せっかく苦労して選択した入学・入社先をやめてしまうケースの増加、社会の求める人材とのミスマッチが大きな社会問題になっている。

 

一般社団法人キャリア教育支援協会では、(1)「なぜ学ぶか」を学ぶ、(2)将来を考えるきっかけ作り、(3)「自立できるチカラ」を身につけるというコンセプトに基づき、高校生を対象に、社会人や大学生をゲスト講師に招き対話をする「未来クエスト」など、高校生達が自らの意志で考えたり相談したりして、悔いのない進路選択ができるような情報提供の場を設けている。

 

将来の職業を意識することで学生生活の過ごし方に「目的」を持ち、日々の生活を有意義にすることで、卒業後に進学・就職どちらを選ぶにせよ、次のステージに進む自分に期待を持てるように、「マナビとシゴトを結ぶプロジェクト」と銘打ったキャリア教育支援を展開している。

 

「社会人クエスト」のひとコマ

(2014年5月15日、神戸常盤女子高等学校)

社会人として働く人をゲストに招き、学校の教職員以外に社会人・大人と接する機会の少ない高校生が社会人と接触・対話し、社会や仕事に関するリアルな話を聞く機会を設ける。大学生を講演ゲストに招待する「大学生クエスト」も。大学生との会話を通じて、自己発見・共感・気づき・目標設定という一連の流れの中で、 高校生活のモチベーションアップを狙う。 

  

「グローバル&キャリア教育」

(2015年6月4日実施)

自分の国・地域のことを自分の言葉で話せるようになることが国際人への第一歩。この日は「地元・神戸の歴史や魅力、観光名所やグルメなど」「自分の好きなもの・興味のあること」を事前課題として考えてきてもらい、10名のゲスト(韓国、中国、台湾、ベトナム、モンゴル、インドネシア、オランダ、ロシア、ブラジル、オーストラリアから来日して日本語を学ぶ方々)に話してもらった。英語を話せない方もおり、会話は日本語ながら、高校生にとってもゲストにとっても貴重な体験になったという声もあった。 

株式会社 Good Try JAPAN 

■プログラム名

中高生を対象にしたシリコンバレーでのキャリア教育プログラム

「世界で自分の将来を考える旅 in シリコンバレー」 

 

■活動の内容(概要)

中学生・高校生の自己理解・自己管理能力と人間関係形成能力を育むことを目的とした宿泊型キャリア教育プログラム。中学生・高校生が抱える(1)やりたいことがわからない、(2)やりたいことはあるが、踏み出せないという課題を解決する方法として、 最先端のテクノロジーが集まり、イノベーションが起こり続けるシリコンバレーに渡り、現地の企業や大学を訪問。様々な分野で活躍する日本人(約20名)からキャリア・生き方に関する話を聞くことを通じてシリコンバレーに根付く「失敗は挑戦の証だ」といった文化に触れ、勇気を持って挑戦する気持ちを育てるプログラムを実施している。 

 

毎日2時間のリフレクションでは、自分が感じたことや考えたことを、出身や学年の異なる仲間と共有をし、同じ体験から異なる感想を持つ仲間達から多くの視点を学び、多様性を理解する。また、現地の高校生とチームを組んでミッションをクリアするワークショップを行ったり、スタンフォード大学を訪問し、大学生とコミュニケーションを取ったりすることで、英語が伝わる楽しさや伝わらない悔しさを体感。同時に、英語が拙くてもコミュニケーションを取ろうとする意思が何よりも大切であることを学ぶ。

 

事前学習では参加生徒と個々に面談を実施し、訪問場所や人の情報説明、抱えている不安などをヒアリングして、プログラムでの学習効果を高める工夫をしている。また、事後学習では帰国後の変化をプレゼンする場を設けている。

 

2015年度からは、日本国内での学校への出張授業(キャリア教育)の提供も開始している。

 

(マウンテンビューのShalala にて)

化学品メーカーのマネージャーとしても活躍するダブルキャリアを実践する上島氏ラーメン「Shalala」を起業し、経営する上島平太氏から「世界の常識と日本の常識」の違いを教わる。 

 

仲間達と毎日行うリフレクション・ワークショップ

1.数多くのインプットから自分が感じたことや考えたことを言葉にする

2.自分の言葉で周囲に共有する

3.仲間の意見を聞いて、更に自分の考えを深める

こどもエネルギーサミット実行委員会 

■プログラム名

こどもエネルギーサミット  

 

■活動の内容(概要)

主に小学生を対象に、再生可能エネルギーについての知識と理解を深め〝未来エネルギーにまつわる発想力〟を引き出すまでを目的とした教育プログラムである。「メガソーラー発電所見学」「クイズ大会(座学)」「ワークショップ(体験)」を段階的に実施した後、「発想の時間」の中で子どもたちの未来エネルギーについてのアイデアを引き出していく。

 

プログラムの進行においては、発電所開発に関わる事業者、技術者、また再生可能エネルギーの研究者など、各方面の大人から解説やメッセージを子どもたちに伝えることで、発想が現実になりえること、そして多くの人々の知恵と技術=職業の上にそれが成り立っていることを、楽しみながら知ってもらえるように工夫している。

 

現在、本プログラムは SGET(スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー株式会社)の太陽光発電を中心とした、再生可能エネルギー発電所開発・運用事業の展開にともないながら、日本各地の小学校等で開催している。企画実施にあたっては、プログラムに協力をしている複数組織が柔軟に協働できるように実行委員会の形をとっており、基本的な運営ブレーンを中心に、各業種の得意分野を活かしながらプログラム内容をブラッシュアップしている。また、実施回によって社員をはじめとする協力参加者が入れ替わり、教育を通じた社会貢献の現場に出来るだけ多くの人が触れられるようにしている。

「社会見学の時間」の様子

実際にメガソーラー発電所の建造に関わった技術者が、工夫を凝らした説明をしている。

 

「発想の時間」の様子

社員がファシリテーターとなり、子どもたちと対話を重ねながら、新しいアイデアについて考えをまとめていく。

NPO 法人スマイルスタイル 

■プログラム名

かぎかっこ PROJECT

(取組…いしのまきカフェ「 」(かぎかっこ)/仕事みち図鑑/KAERU CAMP) 

 

■活動の内容(概要)

社会に一歩踏み出している高校生世代に対し、自分たちを育んだ地域とのつながりを持つ機会、生きがい・働きがいを考える機会、これから生きる上で対面する様々な課題を自分ごととして捉え、取り組む力が必要であるとの考えからスタートしたプロジェクト。高校生が、今自分に必要な力とは何かを考えることから始まり、自分自身が主体的に学ぶ機会をゼロからつくる取組を行っている。

 

○取組 1:いしのまきカフェ「 」(かぎかっこ)

専門家や地域の人の協力、地元資源の活用のもと、ゼロからのカフェづくりを通して、リアルな社会体験を得るプロジェクト。商品開発、営業、空間・イベントづくり、情報発信などを行う。

 

○取組 2:仕事みち図鑑

自己分析や事前学習を経た後、フィールドワーク中に出会った人へインタビューを行い、思ってもみなかった「仕事」にまつわる話と出会う。発掘した人々の言葉は写真とともに「図鑑」にまとめ、展示発表会を開催する。

 

○取組 3:KAERU CAMP

地域が抱える課題テーマをもとに、高校生がフィールドワークを通して情報収集し、解決プランを企画・発表する短期集中型キャンププログラム。

 

厳しい社会変容の中でも、たくましく創造的に生き抜く力を養成し、将来まちを担う人材となって社会へ巣立つための様々な取り組みを、高校生と一緒に生み出し、継続する仕組みを地元へ残すことを目指している。

 

『いしのまきカフェ「 」』のメンバー写真

 

高校生が、それぞれの個性を活かし合いながら、活動を進める。例えば、壁面や照明などの設えは、空間やインテリアデザインに興味のあるメンバーが、カフェの制服は将来ファッションデザイナーを目指したいというメンバーが、専門的な知識を持つ地域の大人たちのアドバイスを受けながらゼロからつくり、社会体験をしていく。 

 

『仕事みち図鑑』で、まちなかで出会った人たちの 図鑑カード

 

表面には写真、裏面にはインタビューの中で一番響 いた言葉や印象的だった話を、各々でまとめてある。 突然に訪ね、勇気を持って話しかければ、大人たち は「仕事」や「働く」の話題から自然と、「生きる」 につながる話を高校生たちに聞かせてくれる。イン タビューを断られることもあるが、それも社会体験。 彼ら自身の手で「発掘」していく。

一般社団法人ドリームマップ普及協会   

■プログラム名

主体的に生きる力を育む

キャリア教育 ドリームマップ授業

 

■活動の内容(概要)

「ドリームマップ授業」は、公立の小中学校を中心に協会認定講師が実施するキャリア教育プログラム。全国6ヵ所の支部を中心に約100名の認定講師が活動に参加し、23県で授業が実現している。

 

原則1日6時間、1クラスに2名の講師が入り、ワークブックに沿って自己理解、将来の可視化(ドリームマップの作成)、発表、行動計画、振返りと進行する。

 

ドリームマップで描く夢は好きなことや興味から将来は「こうなりたい」「こんなことがしてみたい」と、自分はどう生きることが幸せなのかの探求であり、夢を描く際は自分の「もの」や「心」の満足だけではなく、他者への貢献や社会への影響の視点を持ち、児童・生徒が自分の存在意義や効力感に意識を向けることにつなげている。

 

また、1日の授業を通し、傾聴・承認のスキルを高め、違いを認め合う関係づくりを進める。夢に向かう行動計画は現在の勉強や練習の意味を自ら考え、必要な情報を得るアンテナとなる。

 

ドリームマップ授業は1日で終わるイベントではなく、今後の人生で主体的に目標を決め行動して行く考え方と態度を身に付けるプログラムとなっている。

 

ワークブックに沿って、段階的に夢について具体的に考えていく。

夢は職業名だけではなく、「どんな○○」になりたいかとキャッチコピーをつけ具体的に表すことで、その児童・生徒の価値観を引き出していく。

 

 

ワークや作成時間は認定講師が個別に傾聴・承認を行いながらサポート。「せかさない・決めつけない・否定しない」という態度で接することで、安心・安全な場を作る。

発表は、一人ずつスピーチシートを読み上げる。なぜその夢を叶えたいと思ったかを書くことで、子ども自身の価値観が表れ、どんな大人になりたいか、どう生きていきたいかを考えるきっかけとしている。 

特定非営利活動法人 natural science 

■プログラム名

「科学・技術の地産地消モデル」構築による、持続可能な学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティの形成~知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて~ 

 

■活動の内容(概要)

社会の成熟化に伴う細分化・複雑化により、個々は専門家に任せ、表面だけを利用するブラックボックス化が進み、人々は便利さと引換えに、科学や技術の“プロセス”を五感で感じられる機会を失ってきた。しかしながら、科学の“結果”のみを一方的に享受するだけの受身の姿勢では、科学離れ問題や科学リテラシー不足等、科学技術立国日本の根底を揺るがす社会的リスクは回避できない。 

 

このような考えから、古くより「学都」と呼ばれ、大学・研究機関・高専、民間企業や行政・教育機関等が密集し、研究者や技術者等による知的創造活動と市民生活が、すぐ隣り合わせで存在する地域特性を活かし、科学の“プロセス”を子どもから大人まで五感で体験できる科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンスデイ』を2007年から毎年開催。既存の枠を超えた多様な主体(約150団体)と連携することによ り、現在は1日で出展者も含めて約1万人規模のイベントとなっている。 

 

さらに、地域の多様な知的資源を教育的価値として地域に還元することを目的に、「科学・技術の地産地消」と銘打ちサイエンスコミュニティを立ち上げた。その第一段階として各主体による既存活動の効果最大化を図ることを目的に、地域ネットワークを形成。第二段階として、このネットワークを活用し、大学生が地域資源を活用して科学講座を開発し、次世代を担う小中高大学生に提供することを通じて、科学技術立国日本の未来を担う人材の育成を行っている。

 

『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』出展プログラムの一例として、企業の現役エンジニアと一緒に、パソコンを分解していくワークショップの様子。

日頃から何気なく使っている機器を分解し部品に分けることによって、機器のしくみや工具の使い方を学ぶ。

幼少期に体験した電化製品等の分解が科学への好奇心の原点と語る研究者や技術者は多いが、昨今はその機会が減っていることに危機感を持つ人も少なくない。

 

互いに自分の賞をつくって表彰し合う取組み「サイエンスデイAWARD」の様子。 そもそも科学の価値は一つのものさしでははかりきれない。そこで科学の多面性を複眼的な視点から可視化できるよう、サイエンスデイAWARDは個人・団体を問わ ず誰もが自分の賞を創設できる点に最大の特徴がある。

今年度は合計60AWARDが創設され、大学や研究機関、企業や官公庁の専門家のみならず、写真のように小中高生も賞を創設しており、緊張しながらもプレゼンターを見事務めた。

一般社団法人日本ゆめ教育協会 

■プログラム名

ワクワクゆめ教室~みんなの“ドリームツリー”をつくろう!~ 

 

■活動の内容(概要)

小学校4年生から高校3年生を対象に、ワークショップ形式で将来の夢を明確にし、全員が発表する授業を実施。将来の夢を明確にすることで、キャリア教育のスタートの授業として活用されている。授業は、「承認の雰囲気作り」→「夢のヒントとなるキーワードの拡散」→「集約」→「発表」という流れで構成されている。 

 

(1)「GOOD!CLAP!SMILE!」 ~いいねと拍手と笑顔でお互いに承認し合う雰囲気を作る。

 

(2)「すきなことゲーム」 ~自分のすきなことや、やりたいことなどを2分間でいくつ書けたかを競うタイムアタック。書き出すことで、脳内の情報を《見える化》する。

 

(3)「ゆめ探検マップ」~《見える化》した自分の情報をキーワードに結びつけながら広げる。さらにこのマップをもとにペアで質問しあうことでさらに広げ深めていく。

 

(4)「夢まとめワーク」 ~作った「ゆめ探検マップ」をヒントに、自分が一番やりたいことを「現時点の夢」として掲げる。

 

 (5)「みんなのドリームツリー」&夢発表 ~果実の形をしたカードに、自分の夢を記入し、全員の前で自分の夢を発表し、 “夢が実る”と願いをこめ、「ツリー」に貼り付けていく。クラス全員の夢を共有することで、夢を応援し合う関係性を築く。 

 

協会認定講師がファシリテーションしながら、 “いいね”と“拍手”と“笑顔”で教室の雰囲気を承認と応援し合う雰囲気に変化させて授業がスタートする。

「ゆめ探検マップ」を使って自分の頭の中にある情報をキーワードと結びつけながら広げていく。さらに、このマップをもとに、ペアで質問しあうことでさらに広げ深めていく。

富士商工会議所青年部、富士市立高等学校 

■プログラム名

サマーインターンシップ 2015 ~未来へ向けて「生きる力」を育む~『富士山のふもとの企業の魅力をキャッチコピーに』 

 

■活動の内容(概要)

発表会終了後の受入企業と参加高校生との記念撮影
発表会終了後の受入企業と参加高校生との記念撮影

「サマーインターンシップ 2015」は、生徒一人ひとりが働くことを通して社会を生き抜く力、すなわち【生きる力】を育むことを目的として、富士商工会議所青年部と富士市立高等学校ビジネス探究科が連携して実施。プログラムは、8月中旬の5日間で集中的に実施し、3年生の生徒が3名1組となり、指定された担当企業へ2日間訪問する。 

 

事前学習として、地元企業の社長のキャリア講話、取材方法やキャッチコピー作成 方法、プレゼンテーションの講座等、意欲喚起とスキル習得の学習を行う。続く2日間の研修では、各企業が、朝礼、職業講話、取材、現場見学、職業体験等を盛り込んだ独自のプログラムを提供。生徒たちは、企業理念や社会への貢献意識等を学び、実際に働く人の思いを取材し、その思いを感じながら業務を体験することで、受け入れ企業の魅力を体感する。その後、学校に戻りチームで「富士山のふもとの企業の魅力」 をキャッチコピーに落とし込み、プレゼンテーションにまとめ、最終の発表会で報告する。

 

プレゼンテーションの様子
プレゼンテーションの様子

一連のプログラムを通じて、生徒たちは実際の現場での活動の目的が明確になり、積極的に取材・体験することにつながっている。また、実際の社会で人と力を合せ、課題に向き合い、一つ一つクリアすることで、自信や何事にも挑戦していくチャレンジ精神が育まれ、「働くこと」の意味への理解が深まるキャリア教育プログラムとなっている。

一般社団法人 Future Skills Project 研究会 一般社団法人キャリア教育支援協会  

■プログラム名

未来を創る「主体的な学び」を実践する

~Future Skills Project 研究会4年間の挑戦~ 

 

■活動の内容(概要)

この講座は大学1年生前期において全14コマで展開。学生が5~7人でチームを組み、前半と後半で2つの企業の課題に取り組む。1つの企業から提示される課題に5コマで取り組み、課題解決策をチーム毎に企業にプレゼンテーションする。2つの企業の組み合わせは、前半がBtoC企業、後半はBtoB企業となっており、複数企業の事例に触れることで、企業によって価値観が異なること、社会には自分の知らない企業もあり、それぞれに役割・位置づけが異なること等を知るきっかけとしている。

 

また、1年生前期に課題解決に取り組む経験をすることによって、今の自分に何が足りないのか「気づき」をもたらし、大学での学びの重要性を理解し、授業への意欲が高まることを狙いとしている。

 

この狙いを達成するために重視するのが「失敗」経験である。講座では、知識も技能も教えないままに企業が抱えているリアルな課題に取り組むため、ほとんどのチームが十分な成果物を完成できず、企業からの手加減のない厳しい指摘を受け、大半の学生は落ち込む。一般のPBL型授業は、ここで終わるが、この講座はここからが本番である。すぐに後半の企業課題が提示されると、前半企業の取り組み活動の反省を踏まえ、前半企業の活動よりも深く議論ができ、チーム活動にも工夫が現れる。1つの講座の中で、失敗→内省→概念化→実践という学びのサイクルを回す仕組みになっている。 

 

【チームディスカッション】

学生が5~7人でチームを組み、前半と後半で 2つの企業から出される課題に取り組む。当然、授業中に議論や解決策の検討が完結することはほぼなく、学生は授業時間外にもチームで集まり議論を重ねる。 写真は、事前に各人が調べたことを持ち寄り議論が進行していく様子。

【企業への提案】

企業が参加するのは、前半・後半それぞれのパートの「企業からの課題提示」「中間発表」「プレゼンテーションと講評」の3回。中間発表では、学生が発表する議論の進捗や課題解決の方向性に対してフィードバック。現場での課題解決の考え方に基づく具体的なアドバイスをする。最後のプレゼンテーションと講評では、企業と学生それぞれの評価を行い、学生と企業の視点の違いが体感できるよう工夫している。

 

冒険王 株式会社(求人情報誌 ジェイウォーム) 

■プログラム名

高校生「働くヒト」写真コンテスト 

 

■活動の内容(概要)

第 5 回(2015年)時の案内用ポスター
第 5 回(2015年)時の案内用ポスター

就職、進学を目前に控える、沖縄県内の高校生(定時制、通信制、高専、専修学校高等課程含む)を対象とした写真コンテスト。写真撮影を通して、様々な仕事に触れ、そこで働く人と言葉を交わし、その仕事の社会での役割・魅力を知ってもらうことで、「働くこと」について再発見を促すことを目的としている。

 

応募期間は各高校の夏休み期間を含む6月中旬~9月下旬までとし、応募作品を審査員による審査のうえ、上位入賞者を決定。上位入賞作品は「求人情報誌ジェイウォーム」の表紙に掲載する。また、全応募作品は県内の大型ショッピングセンターにて展示会を行う。

 

企業・店舗への撮影交渉からはじまり、誌面や展示会での作品掲載の了承など、全て生徒自身で行うことで、コミュニケーション能力の向上にも繋がっている。また、応募の際には、作品説明としてコメント(400文字内)を添付することを必須とし、作品を通して「働くこと」についてどう感じたのかを文字にすることで、「働くこと」について改めて考えられるように工夫している。

 

※第5回(2015 年)時の案内用ポスター(サイズ:A4~A2)

県内各高校へ配布のほか、告知用として県内各企業・店舗(高校生が立寄りやすい高校近隣の店舗等)へも配布。「求人情報誌 ジェイウォーム」でも応募期間中(6 月19 日~7 月24 日)告知を掲載し、多くの人の目に留まるようにした。

 

表彰式の模様(2014 年)

昨年はグランプリ1名、準グランプリ1名、優秀賞2名、 特別賞1名、ジェイウォーム賞1名、佳作2名、計8作品が選ばれた。

松山商工会議所青年部  

■プログラム名

未来の人材育成による地域活性プログラム

~愛媛大学YEG特別講座~ 

 

■活動の内容(概要)

上段  講師(松山商工会議所青年部会員)による講義、  下段 クロストークおよび学生からの質問や意見発表
上段 講師(松山商工会議所青年部会員)による講義、  下段 クロストークおよび学生からの質問や意見発表

将来の自分に欲がないと言われる学生に対し、働くことへの意識革命を起こしてほしい、起業への関心を持ってほしいという思いから、実社会の中で挑戦し努力してきた大人の姿を見せることで、将来の夢やキャリアについて真剣に考える場を提供することを目的として、本事業を立ち上げた。2013年は愛媛大学の協力のもと、同大学内で外部講師を招き講演会を実施。周囲の大学・短大・専門学校生など100名が受講した。2014年はさらに同大学との連携を深め、講演会に加え同大学の単位認定授業を実施している。

 

講演会および講義案内資料
講演会および講義案内資料

授業では同会の会員が講師となり、講師1人1人が「なぜ働くのか」や「仕事を通じての自己実現」などのテーマを定め、講義・クロストーク・発表・レポートの4部構成で授業を進める。講師が一方的に話すだけでなく、受講生同士の意見交換や意見集約、レポート作成などを通し、理解向上に努めている。また、レポート内で講師に寄せられた質問事項には全て回答するなど、受講生と講師との関係作りに努めた結果、授業時間外でも学生から相談が寄せられたり、同会が行っている別の地域事業への参加希望者が出るなど、コミュニケーションの継続とそれによる地域社会との関わりが生まれている。2015年には受講生の主体性を引き出すよう、さらに内容を充実させた講義を実施している。

夢育塾(むいくじゅく)  

■プログラム名

「夢育塾セミナー」

(出前型インターンシップ、放課後ひろば、しゃべりば、就職指導、キャリア講演) 

 

■活動の内容(概要)

出前型インターンシップ
出前型インターンシップ

子ども・若者が家族や教員以外の大人と接する機会が激減している昨今の環境下で、若者の「夢」をサポートするという目的のもと、高校生を中心に中学生から大学生までを対象として、学校教育内におけるキャリア教育を支援。

 

様々な人生経験の中で、夢を実現している起業家や創業者、社会人の中から、地域の若者に役に立ちたい意思を持った人材を「夢育塾アドバイザー」として組織化し、「職業観」や「人生観」「役割」をそれぞれの経験をもとに外部の立場として、ボランティアで支援する活動を行っている。

 

「放課後ひろば」の光景
「放課後ひろば」の光景

プログラムの骨子は「職業理解」「自己啓発」「就職支援」「進学支援」となっており、それぞれ有効な情報発信が可能な講師を数人ずつ準備。講座では、講師が一方的に話をしていく「講話型」ではなく、車座を取りながら子供たちに質問を投げかけ答えをもらい、更に展開を図る対話式のみを採用している。

リエゾン・デートル   

■プログラム名

「世界ビトになろう!」グローバルな視点でのキャリア教育出前授業 

 

■活動の内容(概要)

働く環境の国際化が急速に進み、就学中の子供たちが働く時には海外と関わりのある仕事は必須となってきている。「働く」ことを意識する時に、その対象となるフィールドを海外へ広げる、または日本に居ながらにして海外と結びつけて考えていくことが今日のキャリア教育では求められている。このような考えから、働くことは「自らの能力を活かして社会に貢献すること」であり、能力を活かせれば「仕事はやりがいがある」ことを伝え、世界に広がる様々な職業から個性を生かした職業を選択可能であるという職業観の醸成を目指し、キャリア教育支援に取り組んでいる。

 

「世界ビトになろう!」出前授業は、小学校高学年から大学生までを対象に、発達段階と各学校のキャリア教育で目指す目的に合わせた個別のプログラムを企画し、グローバルな視点でのキャリア教育を提供している。リエゾン・デートルの代表は、キャリア教育の傍らで行っている中小企業海外支援事業で1年間の約1/5は海外諸国に滞在しており、その環境から入手した海外で働く日本人の最新情報を授業で紹介し、「今働く現場では何が起きているか」を分かり易く伝え、「今から身に着けておくべき能力」を学ぶ授業内容となっている。

 

出前授業の提供は3年目を迎えており常に学校や生徒からの反応を分析し授業内容の継続的改善を図っている。

 

リエゾン・デートルでは「キャリア教育」活動と「中小企業海外支援」事業が相互に補完し合う形で事業展開をしている。

 

東京都中野区立江原小学校の授業風景

「今自分が何に関心があるか(ワクワクしているか)」「将来なりたい職業」を紙に記入して模造紙に描かれた「ワクワクの木」貼付しているところ。 お互いに記入した内容を見て意見を交わす。

10 年後にワクワクの木を見なおす同窓会を企画している。

福岡県立輝翔館中等教育学校の授業風景

授業開始時に「働く事とは?」の問いを、生徒にランダムに回答してもらっている様子。恥ずかしがりながらも自分の意見を述べてくれていた。

出典:第6回キャリア教育アワード事例集

わくわくキャッチ!
社会人基礎力の育成の手引き
社会人基礎力の育成と評価

新着記事

「理工系人材育成に関する産学官円卓会議」レポート

文部科学省と経済産業省では、「理工系人材育成戦略」を踏まえ、産学官の対話の場として「理工系人材育成に関する産学官円卓会議」を設置しました(2015年5月~)。

留学経験が拓いた私のキャリア

吉岡利代氏(国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ)

中曽根康隆氏(国会議員秘書)

横山匡氏(アゴス・ジャパン代表取締役)

「社会人基礎力を育成する授業30選」実践事例集
◆社会人基礎力育成の効果的な取組のポイント
◆「授業30選」受賞大学事例
◆受講生のコメント  ほか