第6回キャリア教育アワード

経済産業大臣賞(コーディネーターの部) 

有限会社オーシャン・トゥエンティワン  

■プログラム名

沖縄県全体のキャリア教育推進を考えたコーディネート支援 

 

■活動の内容(概要)

学校の教職員のキャリア教育の実践力等を向上させるため研修や研究会等を数多く実施
学校の教職員のキャリア教育の実践力等を向上させるため研修や研究会等を数多く実施

沖縄県内に所在するキャリア教育コーディネート団体として、行政・教育委員会・社会教育施設・経済団体などしかるべき主体とともに、キャリア教育の推進に必要となる支援体制等を構築するコーディネート業務を行っている。また、学校の支援としては、小学校〜大学までを対象とし、学校の要望や校種などに応じたプログラム開発、地域人材や企業等を中心とした教育資源の紹介・調整などの支援をしている。

 

キャリア教育支援の仕組みを構築する際は、必ず産学官の協議会や連携会議を定期的に行うようにし、その主体(行政・教育委員会・経済団体・地域など)が実施する取組や事業において、継続的かつ効果的に連携を組み、具体的な取組に発展させられるよう会議運営等の支援もしている。

 

平成20年度からは、認定キャリア教育コーディネーターの輩出を積極的に行っており、キャリア教育についての知識や学校や社会のニーズをプログラムに編集するコーディネート力を持つ専門人材が核となって県内学校の支援を行うことで、キャリア教育の質を底上げできるよう取り組んでいる。

 

また、支援している全ての取り組みが県内に更に波及されるよう、平成23年度より年に一度『沖縄キャリア教育 EXPO』を実施。2日間で約30のフォーラムや事例報告会等が同時に開催され、毎年のべ1,000名以上の関係者が来場し、教育委員会の取り組みが他地域の教育委員会へ、教員の取り組みが他の教員へ、経済団体の取り組みが他の経済団体へと展開する機会としている。

 

〇キャリア教育推進体制を構築するために必要と考える6つの要素

 

【小学校〜高校のキャリア教育推進に必要な要素】

(1)業界のキャリア教育参画の仕組み(体制)づくり

(2)各市町村レベルの産学官の連携拠点づくり

(3)学校内支援―実際にキャリア教育を実施する教職員の実践スキルの向上支援

 

【大学または大学生のキャリア教育推進に必要な要素】

(4)大学内-大学や産業界の実態に合った体系的なキャリア教育カリキュラム開発

(5)中小企業と若者のミスマッチをふせぐ早期からの出会いの場を創出する仕組みづくり

 

【全体として必要な取組】

(6) キャリア教育や学校教育の支援に専門性をもつコーディネート人材の輩出

 

■活動の内容(詳細)

 

◇「有効性」についての具体的な取組、工夫している点など 

 

各学校種や学校等の状況や地域の環境などに合わせてキャリア教育の推進に必要と思われる支援を、主体者との検討のもと進めている。また、学校内の支援についても、学校や取り組みたいと思う教職員のニーズや活用できる時間や児童生徒の実態に即した授業プログラム等を共に考え導入する。

 

これにより、対象となる児童生徒・地域の実態に合ったキャリア教育の推進が可能となると同時に、主体者自身のキャリア教育についての理解や実践に対する自信も上げることができ、単発の取り組みで終わることなく継続的な取り組みに繋げることができている。 

 

 「支援実績」についての具体的な取組、工夫している点など 

 

県内の幼・小・中・高〜大学を支援の対象とし、離島の学校の要請についても、可能な限り対応している。また、支援にあたっては、教育委員会や行政、経済団体など、キャリア教育の取り組みを実施したいと考える団体との協働のもと事業を推進する。また、その取組は長期的に計画し、モデル実施にとどめず、2年目、3年目と他団体に波及できる形での取り組みとし、発信できるようにしている。

 

<支援実績例>

平成24〜26年度に那覇商工会議所青年部にて「お仕事せんせいプロジェクト」を立ち上げ。その事業を通じて「自社オリジナルキャリア教育授業作成ワークショップ」と出前授業プログラム「おしごとせんせい」を開発。平成27年度は更に多くの地域に波及できるよう発信し、那覇市若狭公民館エリア・那覇市繁多川公民館エリアにおける「お仕事せんせいカタログプロジェクト」に波及させている。 

 

「産学の関係構築への貢献」についての具体的な取組、工夫している点など 

 

キャリア教育支援の仕組みを構築する際は、必ず産学官の協議会や連携会議を定期的に行うようにし、その主体(行政・教育委員会・経済団体・地域など)が実施する取組や事業において、継続的かつ効果的に連携をくみ、具体的な取組に発展させられるよう会議運営等の支援も行っている。

 

<産学官連携支援の事例 (平成27 年度事例より一部)>

○『若狭地域教育協働推進協議会』の立ち上げ・運営支援

○『なはグッジョブ連携協議会』の運営支援

○ 沖縄県全域を対象とした市町村地域拠点形成のための事業における評価指標開発の委員会の立ち上げと運営支援(『沖縄県地域プラットフォーム事業』)

○『沖縄地域インターンシップ推進協議会』

○『与那原町キャリア教育産学官連携担当者会議』 

 

■審査委員からの評価コメント

 

○ 公的な機関、大学なども巻き込んだしっかりとしたプログラム。県内各地域の実情、教育の段階に応じた多様なプログラムづくりに対応できる体制は評価できる。

○ 県全域で経済団体、大学、行政等が幅広く連携し、多様なキャリア教育の場をコーディネートされており大変有用な取組と考える。

○ 沖縄県における多様なキャリア教育実践への支援及びコーディネートを、多様な組織・機関等との連携を図りつつ行い、これらの支援を継続的に発展させてきたことが高く評価できる。

○ 沖縄の特徴をいかし、各主体(学校等)に合ったプログラム作りをしているため、教育コーディネーターの役割は重要で、今後の期待も大きくなるだろう。

○ 地域のニーズに応じたキャリア教育を総合的に支援している。小学校から大学までの学校段階に応じたプログラムが計画されており、生徒のニーズにあったキャリア教育の支援がなされている。豊富なプログラムにより、学校の実態に即した指導が展開されている。 

 

出典:第6回キャリア教育アワード事例集

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