コラム

横須賀をキャリア教育推進連携表彰に導いたスーパーコーディネーター その秘訣と教育を語る 第3回

細野裕氏

「よこすかキャリア教育推進事業事務局」キャリア教育コーディネーター(平成21.22年度)


 

3.学校の力を引き出すキャリア教育プログラムづくり -秘策!取組みステップ表公開!-

キャリア教育プログラムを自分の学校に導入することで、どのような学校づくりをしたいかの願い・思いが校長にあって、それを受けとめ実践する教頭等、リーダー教師の力が同じベクトルを持ち、組織的に動き出すことが、より良いキャリア教育に、どんなに大切なことか。先回もお話ししましたが、そのためにまずすることが、ステップ1の「校長の想い・方針・方向をヒアリング」。校長の学校づくりの方向性と熱き思いにまず耳を傾けるのがスタートです。

 

そして、次に重要なのがステップ2。時として、校長以外の先生方が、キャリア教育の意義付け、関わり方を捉え切れていないこともあります。その状況を乗り越えるために、先生方にレクチャーすることもありました。


校長の意図していることは何か、キャリア教育プログラムに取り組むことのメリットは何か、先生方の心配事は何か、キャリア教育コーディネーターが支援することは何か。

 

その聞き取りやディスカッションを通じて、コーディネーターも、その学校のレベルを理解把握し、指導する教師にとって無理のない、楽しめるレベル、ステップを用意することにもなるのでした。

 

推進校の各校が、それぞれの力を発揮するように支援するには、この過程が重要なものです。プログラムの具体的な内容を決める時は、何ができるかというプランを私自身が持っていても、こちらから押し付けるのではなく、先生方に質問することで引き出すようにします。

 

仕掛けるプログラムを明確にし、それにふさわしいテーマ名を生み出すのは、担当教師にとっても楽しい作業でした。さらに「取組みステップ」は、現場実践を進める担当教師に、他校の内容を紹介するものとなり、自分たちの学校のプログラムづくりのヒントとしても役立ちました。

 

◆取組みステップ表

ステップ1 

打ち合わせ(1)

校長の想い・方針・方向をヒアリング

ステップ2


 

打ち合わせ(2)

教頭

担当者(キャリア教育・学年主任・学年) 

■検討の視点

必要に応じてこのうち合わせを複数回実施する 


 

(1)事業のめざすものと事務局の関わり方、学校の担うミッションのガイダンス

(2)何をどうしたいかの検討
【生徒の分析・自校の積み上げ状況・指導教師の想い】を土台にどういうプログラムにするのが教育効果が高くなるかの検討
【評価の取り組み】  

 

(3)「ネーミング」 

 

(4)作成する資料の提出期日の確認

■提出物

1.キャリア教育全体計画
 
(提出可能な推進校)

 

2.「総合的な学習の時間」
 
(市教委に提出したものコピー)

 

3.「指導企画案」(年間の日程と内容) 

 

4.自校開拓職場体験先リストのコピー

ステップ3

(1)指導企画●年間計画作成の推敲
(2)
実施期日の妥当性のチェック 

ステップ4

(3)推敲した指導企画●年間計画の最終案確認

ステップ5

MTTへの情報 依頼などの発信手配

 

※以下はプログラム展開ごとに繰り返し

ステップ6

プログラム実施前の打ち合わせ
 
【教育効果を高めるためには】 

ステップ7

実施当日の打ち合わせ(当日の流れ)

ステップ8

実施後の打ち合わせ
 
(効果の検証・プログラムの方向) 

   

ステップ6

プログラム実施前の打ち合わせ
 
【教育効果を高めるためには】 

ステップ7 

実施当日の打ち合わせ(当日の流れ)

ステップ8 

実施後の打ち合わせ
 
(効果の検証・プログラムの方向)

   

ステップ6

 

プログラム実施前の打ち合わせ
 
【教育効果を高めるためには】  

ステップ7 

実施当日の打ち合わせ(当日の流れ)

ステップ8 

実施後の打ち合わせ
 
(効果の検証・プログラムの方向) 

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