この仕事をするならこんな学問が必要だ＜建設業界編＞

この業界を担う研究を行っている大学、業務内容に関する専門知識を学べる大学、この業界へ人材輩出をしている大学

京都大学　

工学部　建築学科／工学研究科　建築学専攻

【構造分野、地震防災分野】ゼネコンの研究職に多くの人材を輩出している。分野によらず資金が潤沢で、自由な研究を行いやすい。建物の安全性や設計法を、理論的なアプローチを用いて解き明かす研究が得意。

東京工業大学　

環境・社会理工学院　建築学系／環境・社会理工学院　建築学系　建築学コース、都市・環境学コース

【構造分野、地震防災分野】構造分野に強く教員数が多い。企業の研究職に多くの人材を輩出している。建築構造だけでなく、地震動、地盤震動など、地震防災の研究にも力を入れている。充実した実験施設があり、実験的アプローチで解き明かす研究が得意。

早稲田大学

創造理工学部　建築学科／創造理工学研究科　建築学専攻

【環境分野、構造分野（振動）、防災分野】企業の研究職（環境分野、構造分野）に多くの人材を輩出している。環境は省エネビル、構造は振動系(免震・制振)の研究に強い。企業との共同研究も盛んであり、実用的な研究に取り組むことが可能。

東北大学

工学部　建築・社会環境工学科　都市・建築デザインコース、都市・建築学コース／工学研究科　都市・建築学専攻

【建築構造分野、地震防災分野、環境系】

「研究第一主義」を大学の方針として掲げている。歴史も長く、構造分野の研究蓄積量、実験施設とも充実し、著名な研究者を多数輩出している。環境系の室内環境分野では、住宅メーカーなど企業と連携した研究を実施している。また、都市環境系では、最先端の数値流体解析なども習得できる。

東京大学

工学部　建築学科／工学系研究科　建築学専攻

【構造分野、環境分野】歴史が古く、日本の耐震研究を担った先駆的な研究者を多数輩出している。人数自体が少ないので、きめ細かい指導を受けることが可能。